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注射器の使い回しとは|弁護士法人法律事務所MIRAIO


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注射器の使い回し

 ちゅうしゃきのつかいまわし 
B型肝炎ウイルス(HBV)は、主に血液を介して感染します。
乳幼児期に持続感染した場合の感染経路としては、出生時に母親から子供に感染する垂直感染(母子感染)と、注射器(注射針や筒)の使い回し、輸血などを原因とする水平感染などがあります。

わが国では、従来より、保健所や学校などにおいて集団予防接種等を実施していました。その際、注射器(注射針や筒)は、1人ごとに消毒や交換がされることなく、数人に連続して使用されてきました。
B型肝炎ウイルス(HBV)は血液を介して感染するので、当該集団の中にB型肝炎ウイルス感染者がいた場合、このように注射器を連続使用すれば、HBV感染者の後に注射を受ける人は、注射器に付着した感染者の僅かな血液によって、B型肝炎ウイルスに感染してしまうことになります。

国は注射器(注射針や筒)の連続使用により、B型肝炎ウイルスに感染する危険性を認識していながら、感染被害の予防対策を講じず、また、感染者に対する何らの救済措置も取らず、注射器の連続使用を漫然と放置し続けました。
このような注射器の連続使用は、使い捨て注射器が普及する昭和63年頃まで続いたといわれています。その結果、我が国にB型肝炎が蔓延してしまったのです。

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