急性肝炎とは
弁護士法人法律事務所MIRAIO

0120-783-005 平日10:00〜18:00

急性肝炎

肝臓の細胞が広範囲にわたって破壊される病気を肝炎といい、それまで肝臓の異常を指摘されていない人に急に肝細胞の破壊が生じて、普通は1〜2ヶ月で治ってしまうものを急性肝炎といいます。
肝臓が悪いときに現れる症状には、特異的なものと、非特異的なものがあり、自覚される症状と医師などの他人に指摘されて初めて気がつく他覚的徴候があります。急性肝炎に特異的なものではありませんが、経験したことがないだるさ、寝ていてもだるい、身の置き所がないほどの全身倦怠感、易疲労感によって、病院を受診する人が多くなっています。実際、このような症状で病院を受診し、念のために肝機能検査を行って、初めて急性肝炎に気づくこともあります。
また特異的な症状として、黄疸があげられます。黄疸は、肝臓病にもっとも特徴的な症状ですが、ビリルビンの生成や排出過程のいずれかの異常、たとえば胆道疾患、血液疾患でも現れることがあるので注意が必要です。

急性肝炎の原因のほとんどはウイルス、とくに肝炎ウイルスの感染によるものです。ストレスが原因で発症することはなく、体質的に肝炎になりやすいといったことはありません。従来、ウイルス性肝炎は、飲み水や魚介類などから経口的に感染する流行性肝炎と、血液を介して感染する血清肝炎の2種類があると考えられてきました。しかし、肝炎に関する研究が進歩した結果、ウイルス性肝炎には、A型、B型、C型、D型、E型、G型、TT型があることがわかってきました。
肝炎ウイルス以外にも、EBウイルスやサイトメガロウイルス、ヘルペスウイルスなどでも急性肝炎を生じますが、これらの多くは体の免疫力が低下したときに感染するものです。

A型肝炎ウイルスは、このウイルスによって感染された井戸水などの飲み水や魚介類、特にカキの生食などが原因で経口感染します。したがって、A型肝炎の発生には、その地域あるいは国の衛生状態が大きく関係します。
B型肝炎ウイルスは、1964年頃に発見された最初の肝炎ウイルスで、感染はおもに血液を介するものです。感染ルートとしては、B型肝炎に感染した母親から胎児への出産時における感染、性行為、医療事故などの際におこる感染がおもなものです。4〜6歳以下の乳幼児期にB型肝炎ウイルスに感染すると持続感染が成立します。成人で感染した場合、B型肝炎は慢性化することはまずありません。
C型肝炎ウイルスは、非A非B型肝炎と呼ばれた肝炎の大部分の原因であることが明らかとなりました。感染ルートはおもに血液を介するものです。成人で感染した場合、C型肝炎の多くは慢性化します。
日本では、D型やE型肝炎はほとんど報告がないか、みかけることはありません。G型やTT型ウイルスに関しては、まだ十分わかっていません。さらに、これらのいずれにも属さない肝炎も存在すると考えられています。
用語集TOPに戻る