B型肝炎訴訟の弁護士の選び方とは?注目すべき6つのポイント

選ぶ人
疑問顔の高齢者

B型肝炎訴訟で給付金請求したいけど、どの弁護士、どの事務所が良いのでしょうか・・・どこに頼んでも同じでは?

いえいえ、どこに頼んでも同じなんてことはありません!

B型肝炎訴訟にとって、弁護士選びは重大な問題です。
良い弁護士に依頼しないと、もらえるはずの給付金がもらえない可能性だってあるのです!

ここでは、B型肝炎訴訟の弁護士を選ぶときのポイント、そして弁護士の探し方についても紹介します。
これを読んで、最高の弁護士を見つけましょう。

B型肝炎訴訟ってなに?

B型肝炎とは、B型肝炎ウイルスに感染することによって起こる肝臓の病気です。

B型肝炎ウイルスは、血液などの体液を介して感染し、主な感染経路は、母子感染(出産前後に、母親から胎児や出生児に感染すること)、父子感染などの家族内感染、輸血、性行為、医療上の針刺し事故などがあります。

また、集団予防接種、内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)、ピアスの穴開け、入れ墨、覚せい剤使用などの際に、消毒が不十分な器具を使用することにより、感染するケースもあります。

B型肝炎訴訟とは

B型肝炎訴訟とは、幼少期の集団予防接種等(予防接種またはツベルクリン反応検査)によって、B型肝炎ウイルスに感染した方などが、国に損害賠償を請求するための手続きです。

昔の集団予防接種等では、注射器(注射針や注射筒)の回し打ちが横行していました。そのため、子どもから子どもへとB型肝炎ウイルスの感染が拡がってしまったのです。

国は、このような事態を把握できたにもかかわらず、注射器の回し打ちを止めるよう適切な指導をしませんでした。そのため、国の過失が問われ、平成18年には最高裁判所の判決により国の賠償責任が確定しました。

平成24年1月には、B型肝炎の給付金制度が始まり、国による損害賠償は給付金という形で支給されることになりました。

給付金の金額は、B型肝炎の病状などに応じて、50万円から3600万円となっています。

B型肝炎訴訟を依頼する弁護士の選び方

ドアの前で佇む人

B型肝炎訴訟を弁護士に依頼する際、どのように弁護士を選べばよいのでしょうか。弁護士を選ぶ時に注目すべきポイントは、次の6つです。

  1. 説明はわかりやすいか
  2. リスクの説明もしてくれるか
  3. B型肝炎訴訟の実績は豊富か
  4. 弁護士費用は明確になっているか
  5. 着手金がかかるか、完全成功報酬制か
  6. 代わりに必要書類の収集をしてくれるか

説明はわかりやすいか

弁護士の説明がわかりやすいかどうかは、その弁護士の能力や経験を見極める重要なポイントです。

なぜなら、わかりやすく説明できるということは、実務経験が豊富で、B型肝炎訴訟について深く理解していることのあらわれだからです。

B型肝炎訴訟についての経験が豊富で、手続きについて深く理解していれば、効率的で、より高額の給付金を得るための方法も熟知しています。

そうすれば、手続きの手間や費用を節約でき、より高額の給付金を受け取ることができる確率が上がるでしょう。

簡単な言葉で、わかりやすく説明してくれる弁護士を選びましょう。

リスクの説明もしてくれるか

どれだけ説明がわかりやすくても、都合の良いことばかり説明する弁護士は信用してはいけません。

なぜなら、B型肝炎訴訟を希望する人の全員が、給付金の条件を満たすわけではないからです。

調査した結果、「給付金の対象にはならない」「必要な証拠がない」などと言った理由で諦めることになる可能性もあります。
そのような可能性をしっかり説明してくれるかどうかによって、その弁護士の経験の有無を図ることもできます。

良いことばかりではなく、うまくいかない可能性やその理由をしっかり説明できる弁護士を選びましょう。

B型肝炎訴訟の実績は豊富か

実績が豊富であれば、それだけ様々な案件を処理したことがあり、あらゆる局面に対応できる力があるということです。

様々な案件の処理経験があれば、あらゆるリスクを事前に回避することができ、給付金を確実に獲得できる可能性が高くなるでしょう。

B型肝炎訴訟を扱っている事務所は、たいていの場合、その提訴件数、和解件数などをホームページで公表していますので、なるべく実績が豊富な事務所を選ぶようにしましょう。

弁護士費用は明確になっているか

弁護士費用が明確になっていないと、あとから追加費用を請求されたり、想定していた金額よりも高額な費用を請求されたりするなど、トラブルになる可能性があります。

金額や成功報酬の割合などの弁護士費用の体系を、ホームページなどで明確に公表している事務所を選びましょう。

なお、弁護士費用の相場や、注目すべきポイントについては、次の記事をご参照ください。

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着手金がかかるか、完全成功報酬制か

着手金とは、弁護士に依頼するときにかかる費用です。給付金が支給されてもされなくても、払った着手金は返ってきません。

一方、完全成功報酬制とは、着手金はなく、給付金が支給された場合のみ成功報酬を支払うという報酬体系のことです。

依頼する側にとっては、当然、完全成功報酬制の方がお得ですので、完全成功報酬制の事務所を選ぶようにしましょう。

代わりに必要書類の収集をしてくれるか

B型肝炎訴訟の必要書類には、血液検査結果、病院のカルテ、診断書、戸籍謄本、住民票、母子健康手帳など、非常に多くの種類があります。
場合によっては、小学校の卒業証明書も必要になるケースがあります。

このような書類を、全部自分で収集するには、大変な労力と時間がかかってしまいますが、弁護士が可能な限り代わりに収集することによって、効率よく、無駄なく書類を収集でき、迅速に給付金を受け取ることができるでしょう。

なるべく多くの必要書類を、代わりに収集してくれる事務所を選ぶようにしましょう。

B型肝炎訴訟を依頼する弁護士の探し方

サーチ

それでは、弁護士はどのようなに探せばよいのでしょうか。主な探し方としては、次の3つの方法があります。

  1. インターネットで検索する
  2. お近くの弁護士会や法テラスに紹介してもらう
  3. 知人から紹介してもらう

インターネットで検索する

検索サイトで「B型肝炎訴訟 弁護士」などで検索してみましょう。

検索結果が表示される順番は、サイトの内容や他のサイトからのリンク状況によって決まります。

つまり、上位に表示されるサイトほど、内容が充実していて、他サイトからも評価されている良いサイトだということになります。

ただし、検索結果に「広告」と記載されているサイトは、広告料を払って、上位に表示してもらっているだけですので、注意が必要です。

また、良いホームページだからといって良い弁護士であるともかぎりませんので、なるべく多くのホームページを確認し、実績、弁護士費用、受付時間などを十分に比較検討し、自分に合うと思える弁護士を探しましょう。

メリット
多くの選択肢の中から、自分に合った弁護士を探すことができる。
デメリット

探すのに手間と時間がかかる。

お近くの弁護士会や法テラスに紹介してもらう

弁護士会とは、弁護士や弁護士法人によって構成される団体で、全国の都道府県にあり、弁護士の指導、監督、研修などの事務を行っています。

また、市民の法律相談の窓口である法律相談センターを運営しており、さまざまな法律相談を受け付けています。

法テラスとは、国が設立した組織で、全国に事務所があります。法律相談だけでなく、弁護士費用の立替制度の運営もしています。

これら弁護士会や法テラスに相談し、適した弁護士を紹介してもらうこともできます。

メリット
  1. 弁護士会も法テラスも、全国に窓口があり、最寄りの場所で相談ができる。
  2. 弁護士会も法テラスも、法律に基づいて設立された組織ということで、安心感がある。
デメリット
  1. 紹介された弁護士に相談することになるため、自分で自由に弁護士選べない。
  2. 無料相談を受けるには、一定の資産制限や収入制限がある。
  3. 法テラスの場合、相談時間は30分間程度、1つの問題について3回までという相談回数の制限がある。

知人から紹介してもらう

知人から弁護士を紹介してもらう方法です。

メリット
  1. 弁護士を探したり、選んだりする手間、労力を省くことができる。
  2. 知人からの紹介という意味で、最も安心感があると言える。
デメリット
  1. 知人に相談する時点で、B型肝炎のことが知人に知れてしまう。
  2. 知人から紹介してもらったということで、弁護士との相性が悪かったとしても、弁護士を変えにくい。

B型肝炎訴訟を弁護士に依頼するメリット

B型肝炎訴訟で国に給付金を請求するためには、裁判所の手続きが必要です。
自分ひとりで手続きをすることもできますが、専門的なノウハウが必要ですので、手間や時間がかかります。スムーズに手続きするには、法律の専門家である弁護士に依頼する方がよいでしょう。

B型肝炎訴訟を弁護士に依頼することで、次のようなメリットがあります。

B型肝炎訴訟を弁護士に依頼するメリット

訴状などの書類作成を任せることができる

給付金を請求するには、訴状や証拠一覧などの書類を作成しなければなりません。
これらは、裁判所に提出する書面ですので、法律の専門家である弁護士に任せた方が、迅速に、滞りなく作成することができます。

B型肝炎訴訟を弁護士に依頼するメリット

必要書類収集のサポートを受けることができる

裁判所には、証拠資料となる血液検査結果や医療記録(カルテ)、公文書など、さまざまな書類を提出します。これらの必要書類を収集するには、医療機関や市区町村役場、場合によっては、卒業した小学校などとも、やりとりしなければなりません。
ご自身で、全てこのようなやりとりを進めると、かなりの労力を要しますが、弁護士がいれば、わからないときにアドバイスを受けたり、医療機関や役所への案内書を作成してもらったりすることができます。

B型肝炎訴訟を弁護士に依頼するメリット

書類の精査により不備を防ぎ、迅速に給付金を受け取ることができる

集めた必要書類を、そのまま提出するだけでは、内容が間違っていたり、不足があったりします。完璧に集めたつもりでも、医療記録などの記載内容によって、新たな事実が判明し、追加書類を求められることもあります。
その点、弁護士がいれば、提出前に書類を隅々までチェックし、入念に精査しますので、極力、不足書類が出ないように準備することができます。その結果、給付金を受け取るまでの期間を短縮することが可能です。

B型肝炎訴訟を弁護士に依頼するメリット

裁判所への出廷を任せることができる

裁判所には、平日の日中に出廷しなければなりませんが、普通に働かれている場合には、なかなか日程を調整するのが難しいのではないでしょうか。
弁護士に依頼していれば、弁護士が代理人として、代わりに裁判所に出廷してくれますので、ご自身で出廷する必要はありません。その結果、時間と労力の大幅な節約ができるでしょう。

B型肝炎訴訟を弁護士に依頼するメリット

給付金の4%分が上乗せで支給される

弁護士に依頼して、手続きをした場合は、給付金の4%分が訴訟手当金として上乗せ支給されます。例えば、弁護士に依頼して、50万円の給付金が支給される場合は、その4%の2万円が上乗せされ、総額52万円が支給されます。

まとめ

B型肝炎訴訟を依頼する弁護士の選び方のポイントは、次の6つです。
これらのポイントを十分に意識しながら、弁護士との相談に臨みましょう。

  1. 説明はわかりやすいか
  2. リスクの説明もしてくれるか
  3. B型肝炎訴訟の実績は豊富か
  4. 弁護士費用は明確になっているか
  5. 着手金がかかるか、完全成功報酬制か
  6. 代わりに必要書類の収集をしてくれるか

そして、B型肝炎訴訟の経験が豊富な法律事務所MIRAIOは、これらのポイントにかなった事務所だと言えます。
B型肝炎訴訟をご検討の場合は、ぜひ法律事務所MIRAIOにご相談ください!

B型肝炎訴訟ならMIRAIOへ!

1 MIRAIOの実績(2023年3月末現在)

  • 相談件数 44,000件以上
  • 提訴件数 9,500件以上
  • 和解件数 8,900件以上
  • 獲得給付金 800億円以上

MIRAIOは、給付金制度が始まった平成24年当時から、他の事務所に先駆けて、B型肝炎給付金のご相談をお受けしてきました。その結果、上記のような豊富な実績が積み重なっています。
そして、多くの案件を扱うことで、さまざまなノウハウが蓄積され、迅速かつ的確な事務処理ができる体制が確立されています。

2 セカンドオピニオンもOK!他の事務所に断られた方のご相談もお受けします!

「他の事務所に相談したところ、給付金の対象外だと言われてしまった・・・」
このようなお問い合わせをいただくことがよくあります。
改めてMIRAIOでお話をお聞きすると、確かに困難なケースもありますが、調査によっては、まだまだあきらめるには早いと思われるケースも多くあります。
あきらめる前に、一度MIRAIOにご相談してみてください。

3 必要書類の収集をしっかりサポート!代わりに取得することも可能!

MIRAIOでは、必要書類収集のアドバイスや案内書の作成だけでなく、医療機関や役所と直接やりとりをして、代わりに書類を取得することも可能です。
特に、病院の医療記録(カルテ)や血液検査結果については、専門的な用語も多く、わかりにくいところがありますので、MIRAIOが直接、病院とやりとりをした方が圧倒的にスムーズに取得することが可能です。

4 医療過誤の相談実績7000件以上!医師との協力体制も

MIRAIOでは、B型肝炎給付金請求を手がける前から、医療過誤(医療ミス)に関する訴訟にも力を入れてきました。その相談実績は、7000件以上にのぼっています。
そのため、医療に関する基礎知識やカルテの読解方法などのノウハウが豊富で、医師との協力体制も充実しています。その結果、診断書やカルテを精査してお客様にとって有利な情報を見つけ出し、さらに医学的な観点を踏まえて主張することが可能です。

5 相談料無料!来所不要!全国から相談受付!

B型肝炎給付金の相談料は、何回でも無料です。
また、電話やWEBでのご相談も可能で、ご来所いただく必要はありません。
万全の態勢で、全国からのご相談をお待ちしております!

6 和解後に病状が進行しても安心!追加給付金の請求も格安でサポート

国と和解をして給付金を受取った後に、B型肝炎の病状が進行してしまった場合には、追加給付金を請求することができます。
例えば、慢性肝炎で1250万円の給付金を受け取った後に、肝がんを発症してしまった場合には、肝がんの給付金3600万円と、受け取った1250万円との差額の2350万円が追加給付金として支給されます。
MIRAIOでは、この追加給付金の請求手続きについて、追加給付金の4%(税込4.4%)という格安の報酬でお手伝いいたします。