【交通事故】弁護士の選び方5つのポイント|上手な見極め方とは?

スーパー弁護士

交通事故の被害に遭われた30代女性からのご相談です。

30代 女性
困り顔の女性交通事故の示談金交渉をしたいけど、自分で行うのは不安です。だけど、どんな弁護士に相談したら良いかわかりません・・・
とりあえず、近くの法律事務所に相談してみようかしら?

ちょっと待ってください!
近くの弁護士が良い弁護士とは限りませんよ!

交通事故は一生に一度あるかないかの大事件。そんな事件の処理を任せるのですから、弁護士選びは慎重に行いましょう。
万が一、交通事故に不慣れな弁護士に依頼してしまうと、示談金が1000万円以上減ってしまうことだってあるのです。

ここでは、交通事故に強い弁護士の選び方のを5つのポイントに分けて解説します。
さらに、交通事故に強い弁護士に依頼することによるメリットご紹介していきます。

直感で選んでしまう前に、まずはこれを読んで弁護士選びのポイントを確認しましょう。

交通事故に強い弁護士の選び方

5つのチェックポイント

交通事故に強い弁護士の選び方には、次の5つのポイントがあります。

  1. 説明のわかりやすさ
  2. リスクを説明してくれる
  3. 弁護士費用体系が明確である
  4. 交通事故の相談実績が豊富である
  5. 交通事故の相談を積極的に受け付けている

説明の分かりやすさ

弁護士の説明がわかりやすいかどうかは、その弁護士の能力や経験を見極める重要なポイントです。
なぜなら、わかりやすく説明できるということは、実務経験が豊富で、交通事故について深く理解していることのあらわれだからです。経験が豊富であれば、依頼者への説明にも慣れています。依頼者が何を知りたくて、何に不安を感じるのかということも経験上わかっています。だからこそ、依頼者の立場に立った、わかりやすい説明ができるのです。
さらに、交通事故について深く理解していると、ひとつの事柄をいろいろな角度で見ることができますので、いろいろな言い回しで、わかりやすく説明できるということにもなります。

本で読んだ知識しかない弁護士は、その本のとおりにしか説明できません、そうすると、どうしても使う言葉も専門的で難しくなってしまいます。
それでは、依頼者の立場に立った良い弁護士とは言えません。

弁護士が自分の言葉で、誰にでもわかりやすく説明してくれるかどうか、まずはここに注目してみましょう。

リスクを説明してくれる

これは交通事故の件だけに限りませんが、弁護士に依頼すれば、100%良い結果になるとは限りません。中には、弁護士が介入したことで、最終的な示談金が当初の保険会社からの提示額よりも下がってしまうというケースもあります。

例えば、加害者が刑事裁判の起訴や判決前の示談を目指して、示談を急いでいるような場合です。この場合は、被害者にとって、通常よりも大幅に有利な条件で賠償金を提示されることもあります。
ところが、弁護士が介入することで、示談までに時間を要し、刑事裁判の起訴や判決までの示談が見込まれない場合は、当初の提示額ではなく、通常の条件での賠償金でしか示談に応じてくれなくなってしまいます。

このように、弁護士に依頼することのメリットだけでなく、同時にリスクもしっかりと説明してくれる弁護士であれば、リスクへの対処も可能になりますので、安心して任せることができるでしょう。

弁護士費用体系が明確である

いくら優秀な弁護士であっても、あとから法外な費用を請求されては元も子ありません。
また、請求されるまで、費用がいくらになるのか全くわからない、というのも非常に不安ではないでしょうか。
そういったことがないように、あらかじめ相談料や着手金、成功報酬、実費などについて、明確に金額や基準を公開している弁護士に依頼するべきです。
費用体系については、各事務所のホームページなどで確認してみましょう。

交通事故の相談実績が豊富である

相談実績が豊富であれば、それだけ多くのケースを扱ってきた経験があるということです。
つまり、相談実績が豊富であるということは、さまざまなケースに対応できる「対応力」が高いことの裏付けになるのです。
対応力が高ければ、それだけ有利な示談交渉を進めることができ、より高額な賠償金の獲得につながるでしょう。

交通事故の相談を積極的に受け付けている

テレビ、ラジオ、WEBなどで交通事故の広告をしていたり、ホームページで交通事故について大々的に取り扱っているような事務所は、相談も積極的に受け付けてくれるでしょう。
積極的に受け付けているということは、それだけ相談の流れが確立されているということですので、比較的スムーズな相談が可能です。場合によっては、初回相談料が無料になるなど、費用面でもお得なことが多いです。
大々的な広告をしている事務所は質が悪いというような意見もありますが、決してそのようなことはありません。むしろ、広告により多くの案件を扱うことで、多くの経験が蓄積されていますので、それを活かした良質なサービスが提供できるのです。
また、紹介だけに頼らない、広く門戸を開いたオープンな事務所でもありますので、相談がしやすい体制が整っているとも言えるでしょう。

交通事故に強い弁護士に依頼するメリット

力強い弁護士

交通事故に強い弁護士に依頼することで、次のようなメリットがあります。

賠償金が上がる

交通事故に強い弁護士に依頼することで、次の4つの観点から、賠償金の金額を上げられる可能性があります。

  1. 弁護士基準で算定するため
  2. 適正な後遺障害認定を得ることができるため
  3. 適正な休業損害や逸失利益を算定することができるため
  4. 適正な過失割合を主張することができるため

万が一、交通事故に不慣れな弁護士に依頼してしまうと、保険会社が提示する賠償金に疑問を持つことなく示談してしまうおそれがあります。そうすると、得られるはずであった賠償金を取り逃してしまうかもしれません。
また、弁護士が介入したことで、最終的な示談金が当初の保険会社からの提示額よりも下がってしまうというケースもあります。
この点、経験豊富な弁護士であれば、賠償金の算定基準を熟知していますので、保険会社に的確な指摘をすることができますし、そもそも弁護士に依頼した方が良いのか、依頼しない方が良いのかを相談の段階で見抜くことができます

そうすれば、最終的に被害者の方が得られる賠償金を最大化することができるでしょう。

弁護士基準で算定するため

賠償金の算定基準には、次のとおり、自賠責保険基準、任意保険基準、弁護士基準の3つの基準があります。

  • 自賠責保険基準
    強制保険である自賠責保険の基準。被害者への最低限の補償が趣旨で、3つの基準の中では、最も低い金額となる。
  • 任意保険基準
    各保険会社独自の基準で非公開。自賠責保険基準と弁護士基準の間の金額
  • 弁護士基準
    これまでの裁判例をもとに作成された基準。3つの基準の中では、最も高い金額となる。

弁護士に依頼すれば、最も高い金額となる弁護士基準で賠償金を請求しますので、最終的に獲得できる賠償金も高額となります。特に慰謝料については、自賠責保険基準と弁護士基準で、次のような大きな違いがあります。

自賠責基準と弁護士基準の賠償金比較

適正な後遺障害認定を得ることができるため

後遺障害とは、これ以上治療を続けても改善される見込みのない症状や障害のことです。
通常、6か月以上治療を続けても残ってしまった症状・障害については、後遺障害と診断される可能性があります。
医師の診断書を保険会社に提出し、後遺障害認定を受けることで、後遺障害による逸失利益(後遺障害を負うことによって失ってしまった将来的な収入のこと)や慰謝料を請求することが可能になります。

ご自身で保険会社と交渉する場合、後遺障害の認定がされる前に治療の打ち切りを提案されることもあり、適正な後遺障害認定を得られないこともありえます。
その点、経験豊富な弁護士が代理人として交渉することで、客観的な視点でけがの状態を評価し、適正な後遺障害認定を得ることが可能です。

後遺障害による慰謝料の弁護士基準による金額は、次の表のとおりです。

後遺障害慰謝料(弁護士基準)

適正な休業損害や逸失利益を算定することができるため

交通事故により減ってしまった収入や、失ってしまった収入についても賠償請求することができます。代表的なものは、次の2つです。

  •  休業損害 けがで仕事ができなかったことにより、減ってしまった収入
  •  逸失利益 後遺障害や死亡したことにより、失ってしまった将来的な収入

これらは、事故前の収入を基準として、専門的な計算式によって算定されます。
ご自身で保険会社と交渉する場合、この計算式を熟知していないと、よくわからないまま保険会社が提示する金額で示談してしまうおそれがあります。
その点、法律の専門家である弁護士が代理人として交渉することで、客観的な証拠をもとに休業損害や逸失利益を計算し、適正な金額を請求することが可能です。

適正な過失割合を主張することができるため

過失割合とは、事故時のお互いの不注意の度合いのことです。被害者の側にも、一定の不注意があったのであれば、賠償金がその分だけ減額されてしまいます
この過失割合の基準は、日弁連交通事故相談センターが「過失割合認定基準表」を作成し、公表しています。
ご自身で保険会社と交渉する場合、この基準を熟知していないと、よくわからないまま保険会社が提示する過失割合で示談してしまうおそれがあります。それは、被害者にとって不利であることも多いので注意が必要です。
その点、法律の専門家である弁護士が代理人として交渉することで、客観的な証拠と過失割合認定基準表をもとに、保険会社が提示した過失割合を修正し、適正な賠償金を請求することが可能です。

次にとるべき行動のアドバイスを得られる

交通事故に強い弁護士に依頼することで、どのような頻度で通院すべきか、いつまで通院すべきか、示談交渉はいつから始めるかなど、次にとるべき行動についてのアドバイスを得ることができます。
適切な行動を取ることで、示談交渉も有利に進めることができるのです。

通院頻度や示談交渉を始めるタイミングなどについては、次の記事もご参照ください。

通院頻度について
「通院について注意すること」
示談交渉を始めるタイミングについて
「示談交渉を始めるタイミング」
示談交渉術について
「その示談待った!交通事故に遭ったらすぐに実践すべき示談交渉術」

精神的な負担や手間を軽減することができる

ストレスを抱える女性交通事故の賠償金を請求するには、保険会社との交渉、賠償金の算定、必要書類の収集など、さまざまな作業が発生します。
このような作業をすべてご自身のみで行うとなると、大変な時間と労力がかかります。しかも、たいていの場合、初めて行うことばかりですから、その精神的なご負担は計り知れないものでしょう。さらに、これらの作業を、仕事や日常生活、そして通院と両立させなければならないのです。これはとても大変なことです。
その点、交通事故に強い弁護士に依頼することで、保険会社との交渉や賠償金の算定を全て任せることができます。また、必要書類の収集についてもアドバイスを得ることができますし、弁護士が代わりに取得できる書類もあります。
わずらわしい作業は、弁護士に任せてしまって、治療に専念するのが良いでしょう。

交通事故の弁護士を選ぶなら、法律事務所MIRAIOへ

交通事故の弁護士であれば、「法律事務所MIRAIO」をお選びください。
MIRAIOには次のような強みがあります。

MIRAIOの強み

MIRAIOには次のような強みがありますので、お客様にとって満足度の高いサービスを提供できます。

経験豊富な弁護士がわかりやすく説明!元損保代理人弁護士も所属!

MIRAIOには、交通事故被害に関する経験が豊富な弁護士が多数在籍しています。中には、大手損害保険会社の代理人経験のある弁護士もいます。
示談金がいくらになるかについては、保険会社との交渉次第ですので、相手側の事情に通じていればその分交渉が有利となり、より多くの示談金をえるための効果的な戦略を立てることができます。
豊富な経験と知識をもとに、依頼者にとってわかりやすい説明を心がけ、きめ細かいサービスをご提供します。

わかりやすい費用体系で明朗会計!相談料・着手金も無料!

MIRAIOでは、明確な費用体系を公表しています。
さらに、示談交渉の相談料・着手金は無料です(※)。安心してご相談ください。
※ただし、弁護士費用特約付きの保険に加入されている場合は、保険会社の補償の範囲内で相談料や着手金をいただく場合があります。

MIRAIOの費用体系については、こちらをご参照ください。
「法律事務所MIRAIO/費用について」

相談実績14,000件以上

MIRAIOは創業以来、20年以上にわたり交通事故被害の解決に力を入れてきました。
実にその相談件数は14,000件以上にのぼり、豊富な相談実績があります。

医学的知見が豊富

MIRAIOは、医療過誤(医療ミス)B型肝炎訴訟にも力を入れていますので、医師との協力関係もあり、医学的な知見を豊富に持ち合わせています。
特に、後遺障害がどの等級で認定されるかについては、示談金の金額に大きく影響します。例えば、弁護士基準による第2級の慰謝料は2370万円ですが、これが第1級に上がると2800万円となり、実に430万円もの増額が可能なのです。
そして、この認定を左右するのが医師の診断書です。MIRAIOであれば、医学的知見を駆使して、より高い後遺障害等級の認定が得られやすい診断書についてのアドバイスをすることが可能です。

MIRAIOでの解決事例

実際の解決事例をいくつかご紹介します。
※あくまでも一例ですので、すべての事件において同じような示談金を獲得できるとは限りません。

賠償額が1000万円以上アップ!

事故の瞬間1被害者 30代 男性 会社員
事故の概要 バイクで交差点を直進中に、右折してきた自動車と衝突した。
過失割合 被害者15%
後遺障害等級 12級
保険会社の提示金額 約500万円
最終的な示談金額 約1500万円

最初に保険会社が提示してきた金額の中で、特に問題があったのが後遺障害による「逸失利益(事故がなければ得ることができたであろう将来の給与・収入など)」の額でした。
保険会社が計算した逸失利益は、約300万円でしたが、これは一般的な計算基準から見ても明らかに少なすぎる金額でしたので、MIRAIOは正当な方法で計算しなおして、約1300万円と算出しました。
さらに、慰謝料についても増額し、最終的には1500万円余りの示談金を獲得しました。

まさかの提示額10万円からの大逆転!示談金900万円を獲得!

事故の瞬間2被害者 40代 女性 アルバイト
事故の概要 自転車で横断歩道を走行中に、左折してきた自動車に衝突された。
過失割合 被害者10%
後遺障害等級 12級
保険会社の提示金額 10万円
最終的な示談金額 約900万円

最終的に後遺障害とまで認定される大怪我を負ったにもかかわらず、保険会社からの当初の提示額はたったの10万円でした。
MIRAIOは、保険会社が審査すらしていなかった後遺障害の認定を得ることに成功し、それに伴い、後遺障害の慰謝料として290万円逸失利益として約560万円を獲得しました。さらに、怪我の慰謝料や休業損害の増額にも成功し、最終的には約900万円の示談金を獲得しました。

保険会社から目を疑うような示談金を提示され、もっともらしい説明を受けたとしても、簡単には同意しないでください。納得できないところがあれば、示談書にサインする前にMIRAIOにご相談ください。

過失割合も減額して約1200万円アップ!
事故の瞬間3被害者 40代 男性 会社員
事故の概要 歩行中に後ろから自動車にはねられた。
過失割合 被害者45%⇒30%へ
後遺障害等級 8級
保険会社の提示金額 約800万円
最終的な示談金額 約2000万円

保険会社からは、後遺障害による逸失利益慰謝料として800万円余りを提示されました。
その後交渉を重ねることで、逸失利益慰謝料の合計2000万円余りの獲得に成功しました。
さらに、過失割合についても、当初は被害者45%の過失を主張されていましたが、事故当時の状況を細かく分析し、反論した結果、30%にまで下げることができました。
結果として、示談金は約1100万円以上も増額させることに成功しました。

過失割合も示談金に大きく影響が出ます。納得できないところがあれば、MIRAIOにご相談ください。

まとめ

ポイントする女性それでは、これまでの内容を振り返りましょう。

交通事故に強い弁護士の選び方のポイントは次の5つです。

  1. 説明のわかりやすさ
  2. リスクを説明してくれる
  3. 弁護士費用体系が明確である
  4. 交通事故の相談実績が豊富である
  5. 交通事故の相談を積極的に受け付けている

交通事故に強い弁護士に依頼すれば、次の3つのメリットがあります。

  1. 賠償金が上がる
  2. 次にとるべき行動のアドバイスを得られる
  3. 精神的な負担や手間を軽減することができる

特に、賠償金の金額については、交通事故に不慣れな弁護士に依頼してしまうと、相手方保険会社の言われるがままに示談してしまい、本来請求できたはずの金額を取り逃してしまうおそれがあります。

交通事故の被害に遭ったら、交通事故についての豊富な知識と経験のある法律事務所MIRAIOへご相談ください。