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B型肝炎訴訟

病態の用語集

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肝硬変

かんこうへん

なんらかの原因で肝細胞が壊れると、そこに抜けた空間を埋める支持組織(線維)が増えて、肝臓が硬くなります。これが肝硬変といわれる状態です。

このとき、肝細胞の並び方や構成が変化し、再生結節と呼ばれるごつごつとした5~20㎜のしこりができてきます。肝硬変になると、肝細胞が減少し、残っている肝細胞も線維に囲まれるために、血液から十分な酸素と栄養素の供給を受けられなくなり、機能が低下します。また、線維が増えて硬くなるために、肝臓全体の血液が流れにくくなり、血液の循環障害ををおこします。

原因としては、日本では、ウイルス性肝炎からおこる肝硬変が多くなっています。とくにC型肝炎ウイルスからおこる肝硬変がもっとも多く、肝硬変全体の約75%を占め、B型肝炎ウイルス(HBV)からおこるものは約10%です。残りはアルコール性肝障害からおこるのもので、肝硬変全体の約10%~15%を占めます。

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