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B型肝炎訴訟

検査方法の用語集

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HBV-DNA

えいちびーぶい でぃーえぬえー

HBV-DNAとは、B型肝炎ウイルス(HBV)のDNA(遺伝情報を保持する遺伝子の集合体)のことです。
HBV-DNAには、ウイルスマーカーとしての役割があり、HBV-DNA定量検査(血液中にHBV-DNAがどれぐらいの量含まれているかを調べる検査)により、B型肝炎ウイルスへの感染の有無や、ウイルス量、感染の程度を測ることができます。

HBV-DNA定量検査の基準値は、「検出せず」です。つまり、検査でHBV-DNAの存在が確認されなければ、B型肝炎ウイルスには感染していないと判断されます。
一方、少量でも検出されると、HBV-DNA陽性ということになり、B型肝炎ウイルスに感染していると判断されます。
(HBV-DNA陽性とは、HBV-DNAが検出された場合の結果のことです。逆にHBV-DNAが検出されなければ、その結果はHBV-DNA陰性となります。)

HBV-DNA量が多いほど、慢性肝炎や肝硬変、肝細胞癌を発症するリスクが高まります。そのため、HBV-DNAが高値(一定以上の量が検出されること)であるかどうかは、B型肝炎の治療適応があるか(治療対象となるか)を判断する基準となっています。
日本肝臓学会の「B型肝炎治療ガイドライン」によると、慢性肝炎の治療対象はHBV-DNA量が2,000IU/mL(3.3logIU/mL)以上かつALT31U/L以上の場合です。肝硬変の場合は、ALTにかかわらず、HBV-DNA陽性であれば治療対象となります。

さらに、HBV-DNA量は、免疫抑制・化学療法(抗がん剤治療など)を受ける際に、核酸アナログ製剤(抗ウイルス薬)を投与すべきかを判断する基準の一つにもなっています。これは、HBV-DNA量が多いと、免疫抑制・化学療法によりHBV再活性(B型肝炎ウイルスが再増殖すること)を引き起こすリスクがあるためです。

このように、HBV-DNAは、B型肝炎ウイルスに感染しているかどうかだけでなく、B型肝炎の病状が悪化するリスクをも測る重要な指標となります。B型肝炎キャリアやB型慢性肝炎などと診断された場合には、定期的にHBV-DNA定量検査を受けるようにしましょう。

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