B型肝炎とは|弁護士法人法律事務所MIRAIO
B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)の感染によって起こる肝臓の病気です。
肝臓は、
などの機能を有し、我々が生きていくためには健康な肝臓であることがとても大切です。
肝炎になると、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなります。
肝臓は予備能力が高く、一般に日常では全体の20%程度しか使われていないため、慢性肝炎や肝硬変になっても自覚症状が出ないことが多いことから、「沈黙の臓器」と呼ばれています。
このことを正しく認識し、症状がなくても医療機関を受診して肝臓の状態を評価することが大切です。
B型肝炎の特徴を簡単にまとめると、以下のようになります。
B型肝炎ウイルス(HBV)の感染による肝炎をB型肝炎と呼びます。
B型肝炎には、成人が初めてB型肝炎ウイルス(HBV)に感染して発症した急性B型肝炎と、B型肝炎ウイルス持続感染者(HBVキャリア)が発症したB型肝炎ウイルス持続感染者(HBVキャリア)の急性増悪や、慢性B型肝炎などがあります。慢性肝炎が進展し、肝臓の線維化が進んだ状態が肝硬変で、このような人の肝臓には肝がんが発生することがあります。ただし、B型肝炎ウイルス(HBV)の場合は、肝硬変になっていなくても肝がんが発生することもあり、注意が必要です。
つまり、慢性B型肝炎、肝硬変、肝がんは、B型肝炎ウイルス(HBV)の持続感染に起因する一連の疾患であるといえます。
B型肝炎ウイルス(HBV)に初めて感染すると、全身倦怠感に引き続き食欲不振、悪心・嘔吐などの症状が出現することがあります。これらに引き続いて黄疸が出現することもあります。
黄疸以外の他覚症状として、肝臓の腫大がみられることがあります。この場合、右背部の鈍痛や叩打(こうだ)痛をみることがあります。これが急性B型肝炎(B型肝炎ウイルス(HBV)の顕性感染)です。しかし、B型肝炎ウイルス(HBV)に初めて感染しても自覚症状がないままで経過し、ウイルスが生体から排除されて、治癒してしまうこともあります(B型肝炎ウイルス(HBV)の不顕性感染)。
なお、B型肝炎ウイルス持続感染者(HBVキャリア)が肝炎を発症した場合にも、急性B型肝炎と同様の症状が出現する(HBVキャリアの急性増悪)ことがあるため、肝炎の症状がみられた場合には、適切な検査を行って両者を区別する必要があります。
また、B型肝炎ウイルス持続感染者(HBVキャリア)が慢性肝炎を発症している場合でも、ほとんどの場合自覚症状に乏しいので、定期的に肝臓の検査を受け、かかりつけ医の指導の下に健康管理を行い、必要に応じて治療を受けることが大切です。
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